不妊鍼灸
妊娠をめざして
鍼灸で妊娠しやすい身体づくり
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妊娠には子宮・卵巣・精巣などの生殖に関わるさまざまな臓器が関わっています。
今は生殖医療がとても発達し、これらの臓器に異常がある場合でも妊娠できる可能性があります。
現在では体外受精・顕微授精を経て胚移植・胚盤胞移植で妊娠される方もたいへん多くなっています。
しかしそのような高度生殖医療を以てしても、妊娠に至らないご夫婦が数多くおられることも事実です。
東洋医学ではあらゆる症状や疾患は、内臓(五臓六腑)の不調や自律神経の乱れが原因であると考えています。
不妊症や不育症についても同じで、生殖器系や循環器系の臓器の不具合が妊娠を妨げている可能性があります。
東洋医学では「気・血・水」が身体を循環して臓器などを栄養していると考えていますが、
たとえば、卵巣で卵子を育てる・子宮内膜を厚くする・胎児の成長を促す、さらには
妊娠に必要なホルモンを子宮や卵巣に運ぶなどの役割を担うのは、全身をめぐる「血」です。
質の良い血は質の良い卵子を育てる栄養分、そして着床しやすい子宮内膜を作り出す材料となります。
血を作るために必要な消化器系や呼吸器系の働きはもとより、血を蓄えておく働きもとても大切です。
さらに内臓の働きは自律神経の支配を受けていますので、これらが常に良い状態で維持する必要があります。
すなわち、妊娠・出産には私たちが考えている以上に多くの内臓と自律神経が関わっているのです。
また、冷えとストレスは妊娠にとって大敵です。
社会で活躍する女性の増加とともに、身体が冷えやストレスにさらされている方も増えています。
仕事と家事と妊活を同時並行して行っておられる方も多いです。
当院では、妊娠に関わるすべての内臓とそれらを支配する自律神経の状態を整えること、
そして妊娠と赤ちゃんの成長を妨げる冷えとストレスを解消する施術を行うことにより
【妊娠しやすい身体づくり・出産に耐えられる身体づくり】をめざしています。
不妊治療をしてもなかなか結果が出ない方、検査をしても「原因がわからない」といわれた方、
妊娠しても流産を繰り返してしまう方は、まず身体の状態を立て直すことに目を向けてみてはいかがでしょうか。